育児

賃貸メゾネットは子育て向き?実際4年住んでみたメリット・デメリットを解説!

りぃはる

メゾネットって子育てに向いているのかな?

りぃはる

デメリットも多いって聞くけど実際どうなんだろう?

メゾネットで子育ては出来るのか、どんなデメリットがあるのか、心配ですよね。

実際に賃貸のメゾネットに転居し、4年間住んで感じたのは「子どもが小さいうちは大変だけど工夫をすればメリットも多い」ということです。

この記事はこんな人におすすめ

・子どもが産まれる予定でメゾネットを検討している
・今住んでいるメゾネット物件で子育てしようとしている
・メゾネットで子育てをするポイントを知りたい

この記事ではメゾネットで子育てする上でのメリット、デメリットや2LDKの間取りで実際2歳と0歳を育てていてのコツなど、ママ目線で解説しています。

子育て世帯でメゾネット住宅を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

 メゾネットってなに?

そもそもメゾネットとはアパートやマンションのような集合住宅でありながら、部屋の中で1階と2階が階段で繋がっているので戸建てのように使えるタイプの賃貸住宅です。

ちなみに我が家は2LDKのメゾネットタイプの物件が横に並んでいるタイプで、ざっくりですが以下のような間取りです。

見てわかる通り、1階がリビングダイニングキッチン、2階に寝室という造りなので寝る以外は1階の部屋で過ごすことが多いです。

 木造・軽量鉄骨は避けた方が良い理由

メゾネットで重視されるのが「騒音問題」

特に子育て世帯ともなると子供の泣き声や走り回る足音、イヤイヤ期の奇声やら親の怒鳴り声なんかも響き渡ります…

ですので、音が響きやすいとされる木造と軽量鉄骨の物件は避けた方が良いでしょう。

実際に私も物件を探す際にまず不動産に言われたのが「子どもがいるならどの物件でも鉄筋コンクリート造の物件が良い」ということでした。

どの構造をしている物件かは絶対に見た方がいいですよ。

 メゾネットのメリット

まずは私が実際妊娠→出産→育児とメゾネットに住んでみてのメリットを紹介します。

上下階での騒音を気にしなくてよい

メゾネットに住んで1番のメリットとも言えます。

以前住んでいたマンションが上下左右に部屋があったのですが、1番騒音が響くのが上の階からでした。

足音やいびき、ドアを閉める音、子どもがいると泣き声や走り回る音も相当響いてきました。

その点いま住んでいるメゾネットタイプの物件では上下の騒音を気にしなくていいので、子どもがいても気を遣わず過ごせています。

我が家の場合、壁越しが隣の家の階段部分にあたるので登り降りの音がたまに聞こえてくることもありますが、生活に支障をきたすほどでもありません。

騒音が響きやすい上下階に誰か住んでいるだけで気を遣いますし、そのストレスがないのは子育てをしているうえでとても大きいです!

プライベート空間を確保できる

私は妊娠中に今のメゾネットタイプの物件に転居したのですが、悪阻がひどく日中ずっと寝込んでいることが多い日々でした。

その点2階が寝室ですと来客を気にせず、他の家族がごはんを食べたりお風呂に入っていてもにおいや音を気にせず休めることが出来ていました。

同じ家族でも生活リズムが違かったりたまには一人で過ごしたい時に、1階2階に分かれることで自分の時間や空間を確保できるのは大きいですよね。

また来客があった際に、プライベートな空間を見られる心配がないこともメリットです。

子どもの生活リズムを整えることができる

赤ちゃんは、なるべくなら早いうちから生活リズムを整えることが大切です。

例えば昼夜の区別をつけさせたり、ご飯の時間、お風呂の時間など毎日決まったタイミング、場所で過ごすことで徐々に授乳や睡眠の時間が安定してきます。

我が家は寝る時だけ2階の寝室を使っているので、ごはん、遊ぶ、お風呂、着替え等は全て1階で済ませています。

そのおかげか「寝る=2階」というリズムが身につき、お昼寝や夜寝るタイミングでまとまって寝てくれるようになりました。

「寝る時は遊ばない=おもちゃは片付ける」「お風呂に入ったら寝る時間=パジャマに着替えて2階に行く」「朝起きたら1階に降りて準備する」ということが自然と身体で覚えることができたのもメゾネットだったからだと思います。

駐車場から玄関が近い

マンションタイプだと外出する際にも下まで降りて駐車場まで行って…と時間がかかりますが、メゾネットは玄関の前がすぐ駐車場になっている物件が多いです。

そのため買い物をしてきて荷物が多くてもすぐに家に入れますし、子どもの車への乗り降りもスムーズです。

特に雨や雪など天候の悪い日には駐車場が近いと嬉しいですよね。

同じ間取りのマンションタイプより家賃が安い

私は子どもができたことで転居先を探したのですが、同じ2LDKの間取りのマンションタイプよりメゾネットの方が安かったです。

戸数が少ないことや他世帯との共有スペースが少ないことがその理由です。

子育てをする前提で物件探しをしている方は「ある程度の部屋数は欲しい」「でも家賃はなるべく抑えたい」という条件は誰もが持つはずです。

戸建てのように使えて、家賃も抑えられるのでぜひ検討してみてくださいね。

 メゾネットのデメリット

次にデメリットについて解説します。

どれもデメリットえはあるのですが、工夫すれば改善できたのでそのコツも後で紹介させて頂きますね。

1階2階への移動が大変

メゾネットに住んで、子育てをするうえで1番のデメリットとも言えます。

まだ歩けないうちは子どもを抱っこしながらの移動、洗濯物をベランダに干す、吐き戻しやオムツ漏れの際の洗濯物を洗いに行く…等とにかく移動が面倒。

妊婦期間は大きなお腹と共に動かなければならないですし、産後もまだ回復していない身体で赤ちゃんを抱っこしての移動はやはり負担にもなりました。

掃除が大変

1階2階を掃除しなければならないので時間がかかる上に、掃除機が1つしかないとコンセントの確保や階段の移動が大変です。

また2階で出たゴミをまとめて1階まで運ばなければなりませんし、マンションのようなフラットな造りでない分、掃除する面積が増えるので手間に思うかもしれません。

階段の危険性

子どもが階段に興味を示すようになると勝手に登ろうとしますし、何より落下の心配が1番怖いですよね。

抱っこして降りる際にも足元が見えにくくなるので注意しなければなりません。

まずは物件を見る際に階段の手すりがあるかは確認したほうが良いです!

 子育てをしていて実際やっている工夫やコツ

デメリットもあるメゾネットですが、我が家で実際にやっている工夫を紹介します。

ベビーゲート、チャイルドロックの利用

階段への子どもの侵入を防ぐためにまず準備したのがベビーゲートで、1階と2階にそれぞれ置いて勝手に上り下りするのを避けていました。

また部屋のドアノブにチャイルドロックを利用し、そもそもひとりで部屋から出ないようにもしていました。

他にも階段にはスリッパや荷物など置かないようにしたこと、滑り止めのテープを貼ったことで自分で上り下りできるようになった2歳の子どもでも、今のところ事故には繋がらず過ごせています。

1階に子どもグッズ、収納スペースを確保

なるべく1階、2階の移動を少なくするために工夫したのが以下の点です。

・ハイローチェアを1階リビングに置いて昼間はベッド代わりに使い、夜だけ寝室のベビーベッドを利用
・1階に子ども服用のチェスター、おもちゃ収納スペースを確保
・2階にはオムツ数枚、最低限の着替え1組
・子どもの洗濯物は1階に干す

兄弟がいるとリビングで遊びたい時に赤ちゃんを寝せておくスペースがなかったのでハイローチェアを活用しました。

また1階に子ども服用のチェスターを準備したことで着替えはもちろん、洗濯物を取り込んでそのまま片づけられるので楽になりました。

2階寝室には夜中に服が汚れてしまった際の着替えとオムツだけ置き、その日のゴミは小さな袋にまとめて朝おろすようにしています。

2階収納にはシーズンオフの服、サイズアウトの服、大人用の服や使わなくなった子どもグッズなどを置き、1階にはなるべく「今使うものだけ置く」のがポイントですよ。

2階にコードレス掃除機を置く

掃除の手間を省くために1階と2階で掃除機を分けました。

またどちらにもクイックルワイパーなどのシートで拭けるものを置いておくことで、気になった際にササっと拭き掃除しています。

子どもが寝ていて掃除機の大きな音を立てたくない時にも使えますよ。

 まとめ

子どもが産まれるとベビーグッズも増え、最初のうちはベビーベッドやバウンサーなどの大きい物も多いので部屋が物で溢れかえりますよね。

マンションのようなフラットな造りだと生活導線が短くなるので楽な分、収納スペースが少なくなりがちですが、メゾネットでは2階も使えるので今使うものだけ1階に置くことが出来ますよ。

まとめ

【メリット】
・上下階の騒音を気にしなくてよい
・プライベート空間を確保できる
・生活リズムを整えることができる
・駐車場から玄関が近い
・同じ間取りのマンションタイプより家賃が安い

【デメリット】
・1階、2階への移動や掃除が大変
・階段の危険性

これから子育てをしていく中で、賃貸のメゾネット物件をを検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。